ヒゲ脱毛の情報は、多すぎます。
など、意見がバラバラで、初心者ほど混乱しやすくなります。
を選び、
合っているのか分からないまま通い続けてしまう人が少なくありません。
私自身も、
「調べたのに、前より分からなくなった」
という状態になりました。
この記事では、
パルス幅の仕組みをやさしく整理しつつ、
一般の人がどこまで知れば十分なのか
をはっきりさせます。
パルス幅は重要ですが、数字で悩む必要はありません。
初心者がやるべきことは、
医療承認機器を使っているクリニックを選ぶこと。
それだけで、失敗の大半は避けられます。
パルス幅は光が1回あたっている時間の長さ

脱毛は光を毛に当てて光の熱で毛をを弱らせて減毛する仕組みです。
この時に
がパルス幅です。
スマホのカメラ等でも、
シャッターを押すと光りますよね?
あの光っている時間がパルス幅のイメージです。
シャッターが
- 一瞬 → 動きが止まる
- 長い → 明るくなるがブレやすい
ように脱毛でも同じレーザーや光でも
当てる時間で痛みや熱の伝わり方が変わります。
脱毛でも
脱毛のパルス幅の単位は主に ミリ秒 (ms)、1000分の1秒です。
短いから関係なさそうじゃんと思うかも知れませんが、
この1000分の1秒でも脱毛の効果は変わってくるのです。
脱毛ではパルス幅の違いで何が変わるのか?

大前提に伝えておきたいのは、
パルス幅だけで脱毛効果が決まることはないです。
他にも
など他にも要素があります。
脱毛効果に関係する要素の一つだと思ってください。
例えば、
ゲームで敵を倒すには、
が必要です。
もし1つ欠けたら?
- 攻撃力が低い → ダメージが通らない
- 距離が足りない → そもそも当たらない
- 当て方が悪い → 効率が悪い
- 回復がない → 自分が先にやられる
どれか1つだけ良くても勝てないですよね?
脱毛も同じで、
パルス幅だけ良くても、バランスが大事なので
出力や波長が合っていなければ
ヒゲは減らないことは覚えておいてください。
得意な毛のタイプ
パルス幅によって、得意な毛のタイプは違います。
理論上では、
- 短いパルス幅 → 細い毛向き
- 長いパルス幅 → 太い毛向き
この考え方のベースにあるのが、
熱緩和時間(TRT)という仕組みです。
TRT(熱緩和時間)とは
簡単に言うと、
あたためられたものが、
まわりに熱を逃がして冷めるまでの時間
のことです。
例えば、
小さいものほど早く冷めて、
大きいものほど冷めるのに時間がかかる。
これが、そのまま脱毛にも当てはまります。
細い毛の場合
- 毛の根っこ(毛包)が小さい
- 熱がすぐ逃げてしまう
- 短いパルス幅で、一気にあたためた方が効きやすい
太い毛の場合
- 毛の根っこ毛包が大きい
- 熱をためこみやすい
- 長めのパルス幅でも、しっかりダメージが入る
でも、実際の医療脱毛はもう少し複雑です。
毛の太さだけでパルス幅を決めていません。
次のようなことも一緒に考えます。
このため、
理論と、実際の設定が逆になることがあります。
太い毛(ヒゲ・VIOなど)
- メラニン(黒い色)が多い
- 短いパルス+高出力(照射パワー)で、瞬間的に壊す方が効果的なことが多い
細い毛(産毛・薄い毛)
- メラニンが少ない
- 短いパルスだと、肌の方が先に反応しやすい
- 長いパルスで、じわっとあたためた方が安全に効かせやすい
そのため、現場では
- 細い毛 → 長いパルス幅
- 太い毛 → 短いパルス幅
という説明がされることがあります。
難しいので、
くらいの理解で、まったく問題ありません。
痛み(これはかなり影響する)
- 短いパルス幅
→神経が一気に刺激されるので
「ズン」「バチッ」という、
鋭い痛みを感じやすい - 長いパルス幅
→熱がゆっくり入り神経への刺激が分散されるので
マイルドな痛みになりやすい
ただし、
ではありません。
ここを間違えないでください。
光の当て方が違うだけで、
熱そのものがなくなるわけじゃないからです。
長いパルス幅は、
熱の入り方をゆるやかにして、
痛みを調整しやすくするための設定だと思ってください。
肌への負担・安全性
パルス幅は、
痛みだけでなく、肌への負担や安全性にも関係します。
短いパルス幅
- 光が一気に当たる
表皮(肌の表面)に熱が集中しやすい - 赤みが出やすい
- ヒリヒリしやすい
- 肌が弱い人はトラブルのリスクが上がる
一気に強い刺激が来るイメージです。
長いパルス幅
- 熱がゆっくり入る
表皮への熱が分散される - 赤みが出にくい
- ヒリつきが出にくい
- 肌トラブルが起きにくい
安全寄りにしたいときはパルス幅を長くするという調整がよく行われます。
理由はシンプルで、
肌は「急な刺激」に弱いから
同じ熱でも、
- 一気に来る刺激
- ゆっくり来る刺激
では、肌のダメージが違います。
例えば
日焼けするときに
同じ太陽でも、
- 真夏の強い日差しを一気に浴びる
- 少しずつ日差しを浴びる
どちらが肌にやさしいか、分かりますよね。
- 短いパルス幅=真夏に一気に日焼け
- 長いパルス幅=じんわり日向ぼっこ
のようなイメージです。
冷却とのバランス
脱毛では、
- 光を当てること(加熱)
- 肌を冷やすこと(冷却)
を同時に行っています。
このバランスがとても大事です。
短いパルス幅
- 光が一気に当たる
- 熱が瞬間的にドン!と入る
冷却との関係
結果として
- 痛みが強く出やすい
- 赤み・ヒリつきが出やすい
- 火傷リスクが上がることもある
→ 強力だけど、扱いが難しい設定
長いパルス幅
- 熱がゆっくり入る
冷却との関係
- 冷却とタイミングを合わせやすい
- 熱をこまめに逃がしながら照射できる
結果として
- 痛みが出にくい
- 肌トラブルが起きにくい
- 安定した施術がしやすい
→ 安全寄りでコントロールしやすい設定
料理でも
- フライパンを強火で一気に熱すると
→ 水をかけてもジュッと蒸発 - 弱火で温めながら水をかけると
→ 温度をコントロールしやすい
冷却が効きやすいかどうかは
熱の入り方も関係します。
パルス幅が調整できることは重要
パルス幅は、
を見ながら、
施術する人が調整します。
パルス幅が「調整できる」場合
一人ひとりに合わせた施術ができる
パルス幅の「調整幅が狭い」と
ワンパターンな施術になりやすい
料理の火加減でも
- 強火・中火・弱火を調整できる
→ 料理に合わせて作れる - 火力が1段階しかない
→ 調整が難しい
ですよね。
パルス幅の調整幅が広いほど、
施術者が肌や毛に合わせて最適な照射を選びやすくなります。
これは、クリニックの腕を発揮しやすい環境とも言えます。
なので、脱毛では機械の性能が大事になってくるのです。
実際に使われるパルス幅は?

ここでは、
ジェントルマックスプロプラスを例に見てみましょう。

ジェントルマックスプロプラスは多くのクリニックでも採用されている機械です。
ジェントルマックスプロプラスの製品仕様に書いてあるパルス幅を見ると、
パルス幅:0.25〜100ms(ミリ秒)
※ジェントルマックスプロプラスの公式情報は、メーカー公式サイトで確認できます。
幅がありますが、
実際に使われるのは一部だけで
仕様に書いてある全部のパルス幅を
毎回使うわけではありません。
- 肌の状態
- 毛の太さ
- 痛みの出方
を見ながら、
施術者が安全な範囲で選んでいるからです。
車のカタログで
最高速度:180km/hと書いてあっても、
普段の道で180km/hは出しませんよね。
実際に使うのは、
- 30km/h
- 40km/h
- 60km/h
など、安全で意味のある範囲だけです。
パルス幅も同じで、
は別物です。
医療承認機器には「公式の目安」があります。
医療承認機器というのは
簡単に言うと、機器が安全で有効であることを国が審査し、
正式に認めた機器のことです。
ジェントルマックスプロプラスは医療承認機器です。
※本記事では一般の方向けに内容をかみ砕いて解説しています。
より詳しい技術資料や正式な情報については、
医療機器承認番号「30200BZX00304000」をもとに、
PMDA(医薬品医療機器総合機構)の公開資料をご確認ください。
医療承認機器には、
減毛に対する推奨治療パラメータ
というものがあります。
推奨治療パラメータとは
簡単に言うと、
「毛を減らす目的で、安全で、効果が出やすいと実験や検証で確認された設定の目安」
です。
これは、
をもとに、公式にまとめられたものです。
教科書的な基準としてまとめられたもの
パラメータ=設定項目としては脱毛では
- フルーエンス(J/cm²)出力、パワーのこと
- スポット径(照射範囲)
- パルス幅(ms)照射時間
などがあります。
資料の中には、こう書いてあります。
細い毛の治療は短いパルス幅、太い毛の治療は長いパルス幅の使用を推奨する
パルス幅については
- アレキサンドライトレーザー
どの肌タイプでも3ms - ヤグレーザー
どの肌タイプでも3-20ms
ジェントルマックスプロプラスには
アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの
2種類のレーザーがあります。
2種類のレーザーがあるのは、波長が違うからです。
簡単に言うと届く光の深さが違います。
次は、スプレンダーXという機種を見てみます。
この機械も、医療承認機器です。
より詳しい技術資料や正式な情報については、
医療機器承認番号「30400BZX00021000」をもとに、
PMDA(医薬品医療機器総合機構)の公開資料をご確認ください。

スプレンダーXも、
- アレキサンドライトレーザー
- ヤグレーザー
という、2種類のレーザーを使える機械です。
※スプレンダーXの公式情報は、メーカー公式サイトで確認できます。
ジェントルマックスプロプラスの大きな違いとして
スプレンダーXの特徴は、
シーケンシャル照射ができることです。
シーケンシャル照射とは簡単に言うと、
2種類のレーザーを、続けて当てる方法です。
- アレキサンドライトレーザーを打つ
すぐ続けて - ヤグレーザーを打つ
同じ場所に、連続して当たるのがポイント。
ジェントルマックスプロプラスとの違いは
ゲームのコンボ攻撃みたいなイメージです。
- スプレンダーX
技A → すぐ技B(コンボ攻撃) - ジェントルマックスプロプラス
技A → 止まる → 技B
こんなイメージでOKです。
じゃあ、連続照射できるスプレンダーXのほうが効くの?
と思うかも知れませんが、
脱毛効果が高くなるかはわからないです。
何回も言いますが、
脱毛は
いくつもの要素が組み合わさって決まりますからね。
もちろん、連続照射の技術はすごいことです。
ここで、パルス幅に戻ります。
製品仕様は
- スプレンダーX
1〜100ms - ジェントルマックスプロプラス
0.25〜100ms
ジェントルマックスプロプラスのほうが、
短いパルス幅が使えますね。
推奨パラメーターは
スプレンダーX
- アレキサンドライトレーザー:3ms
- ヤグレーザー:3〜20ms
- トータル:6〜23ms
ジェントルマックスプロプラス
- アレキサンドライトレーザー:3ms
- ヤグレーザー:3〜20ms
推奨されて使われているパルス幅は同じです。
連続照射かどうかの違いはありますが、
安全で効果が出やすい設定そのものは共通しています。
もちろん実際には施術する人がパルス幅の設定を決めます。
一般的な脱毛する人はパルス幅を気にした方が良い?

一般的に脱毛を受ける人は、
パルス幅の数字まで気にする必要はありません。
そもそも、パルス幅は施術者が調整するものなので
を見ながら、施術する人が調整します。
事前に「この数値が正解!」とは決められないです。
こんなふうに、素人が事前に決め打ちすることはできないですよね。
- 実際に光を当ててみないと分からない
- 肌の反応は個人差が大きい
だから、
脱毛を受ける人が、パルス幅の数字で悩む必要はありません。
でも、パルス幅がどうでもいいわけじゃないです。
パルス幅は、脱毛効果に関係する大事な要素の一つです。
に影響します。
「知っておく」と「数値で悩む」は別ということです。
脱毛の結果は、
機種の性能で8〜9割が決まります。
- 出せる出力の上限
- 使えるパルス幅の範囲
- 冷却性能
- 使える波長(光の届く深さ)
これらはすべて、
機械の性能で最初から決まっているからです。
調整以前に、
そもそもの「土台となる機械」が大事
ということです。
初心者にとって、
一番失敗しにくい答えは
まずは「医療承認機器」を選ぶことです。
医療承認機器とは、
- 国(PMDA)
- メーカー
が、
を行い、
「この範囲で使えば、安全で、減毛効果が確認されている」
と、公式に認めた機械のことです。
簡単に言うと、
国が「正しく使えば、効果が出る可能性が高い」と認めた脱毛機
です。
という意味ではありません。
初心者が最初に選ぶなら、医療承認機器のほうが失敗しにくい
という話です。
例えば、風邪をひいたとき、
医師が処方する薬
ドラッグストアの市販薬
どちらも合法で使えます。
市販薬がダメなわけではありません。
ただ、
処方薬は
→ 国が効果・安全性を厳しくチェック
市販薬は
→ 誰でも使えるように、効き目がマイルド
市販薬はダメと言っているのではなく
「初心者は、安全側から選ぼう」
という考え方です。
まとめ

パルス幅は大事。
でも、数字で悩む必要はありません。
脱毛の効果は、
といった複数の要素のバランスで決まります。
パルス幅は施術者が毎回調整する項目なので、
脱毛を受ける側が数値で悩む必要はありません。
初心者がやるべきことは一つだけ。
まずは医療承認機器を選ぶこと。
これだけで、失敗の大半は避けられます。




コメント