ヒゲ脱毛の情報を調べていると、こんな不安や戸惑いを抱える人が本当に多いです。
SNSには「5回でツルツル!」という体験談もあれば、「10回やっても変化がない…」という声もあり、
情報がバラバラすぎて、何を信じればいいかわからなくなりますよね。
実はここに、大きな落とし穴があります。
──それは 「光脱毛と医療レーザーの違いが正しく理解されていない」 こと。
しかもヒゲは、腕や脚と違って
毛周期・太さ・深さ・刺激量がまったく別物。
その仕組みを知らずに始めると、
・回数の見込みがズレる
・痛みのギャップが大きい
・「効かない」と感じて挫折しやすい
という悪循環に陥ってしまいます。
私はヒゲ脱毛を実際に体験しつつ、
PFB試験・レーザー比較試験・システマティックレビューなどの臨床データを読み込み、
「初心者が迷わないように科学的に正しい情報」を翻訳する形でこの記事を書いています。
この記事では、光脱毛と医療レーザーの仕組み・効果・痛み・必要回数の違いを、
最新の研究にもとづいてやさしく解説します。
読むだけで、あなたにとって最適な脱毛方法が明確になり、ムダな回り道をせずにヒゲ悩みを最短で解決できるようになります。
結論としては、
確実に減らすなら医療レーザーが最も効果的。
ただし、痛みや肌質によっては光脱毛のほうがストレスなく続けられるケースもあります。
光脱毛の仕組みを超シンプルに解説|なぜ毛が減るの?

光脱毛は、毛の黒い部分(メラニン)に反応する特殊な光を使って、
毛が生える力を少しずつ弱らせていく方法です。
イメージとしては、「雑草の根元にじわじわ熱を加えて弱らせる」ようなもの。
毛を抜くのではなく、毛の成長そのものを抑えるケアです。
この光は、毛に含まれる黒い色素(メラニン)に反応して熱を発生させます。
その熱が毛の根元にある「毛を作る組織」に届くことで、
細胞が「もう毛を生やさなくてもいいかも」と反応しやすくなります。
とはいえ、光脱毛は一度で終わる施術ではありません。
毛には「生える → 止まる → 抜ける」というサイクル(=毛周期)があり、
1回の照射で反応するのは“成長期”の毛だけです。
全ての毛が同じタイミングで生えているわけではないため、何度かに分けて照射する必要があります。
このため、光脱毛は2〜3か月おきに通いながら、少しずつ毛全体にアプローチしていくことが大切です。
光脱毛は何回通えば効果が出る?5回で終わらない理由を解説

「5回でツルツルになる」と聞いて始めたけれど、思ったより変わらない……
そんな声、SNSやYouTubeの体験談でもよく見かけます。
結論から言うと、ヒゲのように太くて根が深い毛は、5回ではまだ途中段階であることが多く、
医学的にもヒゲは最も回数が必要な部位の一つとされています。
実際の声や研究データから
光脱毛でよくある疑問が、「何回で効果が出るのか?」という点。
SNSやYouTubeでも「5回であまり変わらなかった」「10回目で青みが減ってきた」という声が多く見られます。
実際の体感としては、
6〜10回で「変化を感じ始めた」
10〜15回で「見た目の満足度が高まった」
という傾向が口コミからも明らかです。
医学研究でも顔のヒゲは「他の部位より進みがゆっくり」であることが報告されています。
男性ヒゲ剃り負け(PFB)のスプリットフェイス試験のデータから
参考になるデータとして、男性のヒゲ剃り負け(PFB)を対象にした研究があります。
ヒゲ剃りのあとに、アゴや首に赤いブツブツができてかゆくなることがありますよね。
これは PFB(pseudofolliculitis barbae/ヒゲ剃り負け)と呼ばれる状態で、
- 剃った毛の先が皮膚の中に刺さる
- その周りで炎症(赤み・ブツブツ)が起きる
というトラブルです。
この研究では、PFB(ひげ剃り負け)を治すために
を使って「どちらのほうが、どれくらい改善するか?」
を比較しました。
この試験では「PFB(ヒゲ剃り負け)の改善率」を評価していますが、
PFBは ヒゲの密度や太さが減らないと良くならない症状です。
そのため、
実質的に「ヒゲの量・太さ・密度がどれくらい減ったか」を、間接的に示しているデータ と考えることができます。
研究のやり方(スプリットフェイス試験)
20人の男性の顔に対して、
というように、左右で違う方法を使い、効果を比べました。
このように、同じ人の左右で比較する方法をスプリットフェイス試験といいます。
(その人自身が比較対象になるので、個人差の影響を受けにくい=精度が高い方法です)
IPLもアレキサンドライトレーザーも、どちらも7回照射しました。
結果(ざっくり言うと…)
医療レーザー(アレキサンドライト)
- 7回で約80% 改善
ブツブツ(炎症)も、毛の密度も大きく減少
IPL(光脱毛)
- 7回で約50% 改善
レーザーと比べると、「良くなるスピード」と「改善の大きさ」はやや控えめ
つまり、
というイメージです。
補足
「IPLはレーザーより回数が増えやすい傾向がある」というのは、
臨床経験から考えられる“一般的な解釈”です。
ただし、「IPLは必ず○回多く必要」
といった具体的な回数までは、
この研究そのものには書かれていません。
参考文献:
Chen W, Ke X, et al. Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology, 2023.
https://doi.org/10.2147/CCID.S441169
光脱毛は「雑草を何度も弱らせていく」イメージ
ヒゲのように太くて根が深い毛は、1回でゴッソリ減るような即効性はありません。
光脱毛(特にIPL方式)は、熱を少しずつ蓄えて“毛の生える力”をじわじわ弱めていく施術です。
例えるなら、
「柔らかい草」は数回の草刈りで減るけど、ヒゲは“根の深い雑草”みたいなもの。
何度も照射して弱らせていく必要があります。
顔のヒゲが減りにくい理由は?
論文や皮膚科の知見によると、顔ヒゲは次の3つの理由で変化がゆっくりです:
そのため、同じ光脱毛でも、腕や脚よりヒゲは時間がかかるのです。
SNS・YouTubeの声と照らし合わせると…
| 声の傾向 | 内容 |
|---|---|
| 実感の出始め | 「6〜8回目くらいから朝の剃り残しが減ってきた」 |
| 満足度が高まる回数 | 「10回以上で青みがかなり薄くなった」 |
| 後悔の声 | 「5回で終わると思って契約したけど、足りなかった」 |
SNSや動画の体験談でも、「思ったより回数が必要だった」という後悔の声が多い印象です。
まとめ
- 光脱毛(IPL/SHR)は毛を弱らせる効果はあるが、変化は少しずつ
- ヒゲのような濃く深い毛には10〜15回前後を目安に
- 「早く減らしたい」「少ない回数で終わらせたい」人は医療レーザー向き
ヒゲ脱毛を光脱毛で考えるなら、“長期戦”を見込んだ回数設計が大切です。
ヒゲ脱毛はなぜ時間がかかるの?
ポイントはこの3つです:
- 毛周期(毛の生え変わりのリズム)があるから
- ヒゲは「太くて・根が深い」特別むずかしい毛だから
- 毎日のヒゲ剃りで、肌がいつもダメージを受けているから
ひとつずつ、イメージしやすいように説明していきます。
毛周期が短い(生え変わりが早い)
毛には「毛周期(もうしゅうき)」という生え変わりのリズムがあります。
- 成長期: ぐんぐん伸びている時期(ここに脱毛がよく効く)
- 退行期: 成長が止まり、抜ける準備をしている時期
- 休止期: 毛が抜けて、お休みしている時期
レーザーや光が一番よく効くのは成長期の毛だけです。休止期や退行期の毛には、あまり反応してくれません。
しかもヒゲは、
- 生えている毛の中でも、「今が成長期」という毛は一部だけ
- 残りは「これから伸びる毛」「もう抜けそうな毛」
イメージでいうと…
100本ヒゲがあるとしても、
今レーザーがよく効くのは30本くらい。
→ 残り70本は、次のタイミングを待たないといけない。
このため、
1回で全部のヒゲをやっつけることはできず、
毛周期が入れ替わるタイミングを狙って、少しずつ減らしていく必要があります。
💡 目安:
ヒゲの毛周期はだいたい
「数週間〜2か月」くらいとされ、
このサイクルに合わせて1〜2か月おきに通うのが一般的です。
毛が太く、毛根が深い
ヒゲは、体毛の中でもかなり「ガチで強い毛」です。
同じ「光を当てる」にしても、
- うすい産毛 … 表面近くにあるので、浅いところに熱が届けばOK
- ヒゲ … もっと深いところまで、しっかり熱を届けないと弱らない
光脱毛(サロン)は、
・出力がひかえめ(安全のため)
・肌の表面〜中間くらいまでをじんわり温めるイメージ
なので、太くて深いヒゲは、回数を重ねて、ゆっくり弱らせていくタイプになります。
毎日ヒゲ剃りなどで皮膚に刺激が多い
ヒゲ脱毛がむずかしい理由の3つ目は、「肌がいつも疲れている」ことです。
これにより:
- 毛だけでなく、肌の角質も一緒に削ってしまう
- 小さなキズや、見えないレベルの炎症が起きやすい
さらに脱毛の光やレーザーの熱が加わると、
まとめ:ヒゲ脱毛は“じっくり戦う長期戦”
| 原因 | 説明 |
|---|---|
| 毛周期 | 一度に処理できるのは一部の毛(成長期)だけ。周期に合わせて繰り返す必要がある。 |
| 毛質・構造 | ヒゲは太く、根が深いため、浅い光では届きにくい。じんわり回数を重ねて効かせる必要がある。 |
| 肌ダメージ | ヒゲ剃りの刺激により肌が敏感になっている。安全性を重視して出力を抑えると、進みはゆるやかになる。 |
と思う方もいるかも知れませんが、
「効果がない」のではなく、回数と時間がかかるだけの話です。
SNSで5回で効果が出たって見たというのは
ヒゲが薄い人 や医療レーザーの可能性があります。
痛みはどのくらい?

光脱毛の痛みは、「ちょっとチクッとする」「温かい感じ」などと表現する人が多いです。
💬 よくある表現例
ただし、痛みの感じ方には個人差があります。
痛みが違う要因は
- 毛の状態(毛質・毛量・毛の深さ)
- 照射する部位(部位差)
- 脱毛方式・機械の違い
この3つがメインです。
ここに「肌の状態(日焼け・乾燥)」や「出力設定」などが加わると、体感の違いがさらに大きくなります。
① 毛の状態(毛質・毛量・毛の深さ)
光脱毛は、毛の黒い色(メラニン)に反応して熱を出す仕組みです。
そのため、毛が太くて黒いほど光が強く反応し、熱を感じやすくなります。
- ヒゲのように太くて黒い毛 → 「パチッ」と強めに感じる
- 腕や頬のように細い毛 → 「チクッ」または「ほぼ無痛」
「濃い毛ほど痛みを感じやすい」というのが基本ルールです。
② 照射する部位(部位差)
部位によって皮膚の厚さや神経の多さが異なるため、同じ出力でも痛みの感じ方が違います。
| 部位 | 痛みの強さ | 理由 |
|---|---|---|
| 鼻下 | 強い | 皮膚が薄く、神経が多い |
| あご | 中くらい | 毛が深く、根が強い |
| 頬・首 | 弱い | 毛が細く、浅く生えている |
③ 脱毛方式・機械の違い
光脱毛の機械には、大きく分けて 3つの方式(タイプ) があります。
光の当て方・感じ方・効果の出方が少しずつ違います。
- IPL方式(アイピーエル)
- SHR方式(蓄熱式)
- SSC方式
① IPL方式(アイピーエル)
👉 一瞬でパッと光を当てて毛の根に熱を伝えるタイプ
イメージは…
「カメラのフラッシュをパッと当てて、毛の黒い部分だけを狙う感じ」。
向いている人:濃いヒゲを薄くしたい人
② SHR方式(エスエイチアール/蓄熱式)
弱い光を何度も当てて、じんわり温めて毛を弱らせるタイプ
イメージは…
「ホットタオルでじんわり温めて毛を弱くしていく感じ」。
向いている人:痛みに弱い人/肌が弱い人
③ SSC方式(エスエスシー)
👉 特別なジェルと光をセットで使うタイプ
「抑毛ジェルを塗って、その上から光を当てる“スキンケアに近い脱毛”」。
向いている人:脱毛初心者/肌に優しい施術を希望する人
| 方式 | 特徴 | 痛みの感じ方 |
|---|---|---|
| IPL方式 | 強い光を一瞬あてる | 「パチン」と刺激あり |
| SHR方式(蓄熱式) | 弱い光を連続であてる | 「じんわり温かい」感じ |
| SSC方式 | 抑毛ジェル+光 | 「チクッ」程度でやさしい |
まとめ
光脱毛の痛みは、個人差で大きく変わります。
具体的には
- 毛の状態(毛質・毛量・毛の深さ)
「濃い毛ほど痛みを感じやすい」 - 照射する部位(部位差)
鼻下やあごは痛みが出やすい - 脱毛方式・機械の違い
IPL方式、SHR方式(蓄熱式)、SSC方式で光の当て方・感じ方・効果の出方が少しずつ違います。
光脱毛と医療レーザーは何が違う?

多くの人が最初に迷うポイントです。
結論から言うと、痛みが気にならないなら医療レーザーの方が確実で早い。
ただし、
という理由で、光脱毛を選ぶ人もたくさんいます。
🔬 効果の違い
光脱毛と医療レーザー脱毛は、
どちらも“毛を作る力を弱らせる”という点では同じ仕組みですが、
光の強さや届く深さが違うため、効果が出るスピードに差があります。
- 光脱毛(サロン):やさしい光で毛を少しずつ弱らせていくタイプ。
→ 回数を重ねてじっくり効果を積み上げるスタイル。 - 医療レーザー脱毛(クリニック):強い光で毛を作る細胞をしっかり止めるタイプ。
→ 1回ごとの効果が大きく、少ない回数で実感しやすいのが特徴。
光脱毛=“弱火でコトコト煮込むようにゆっくり減らすタイプ”
医療レーザー=“強火で一気に仕上げるタイプ”
というイメージです。
回数と期間の目安
| 種類 | 効果を感じ始める目安 | 満足ライン(ヒゲ剃りがラクになる) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 光脱毛(IPL/SHR) | 約4〜6回(4〜6か月) | 約10〜15回(1〜1.5年) | 肌にやさしいが、効果がゆっくり出る。継続が大事。 |
| 医療レーザー(ダイオード/YAG) | 約2〜3回(2〜3か月) | 約5〜8回(6か月〜1年) | 少ない回数で実感しやすいが、痛みや費用がやや高め。 |
💡ここでいう「満足ライン」とは、完全につるつる(永久脱毛)ではなく、
「ヒゲ剃りがラクになった」
「青みが目立たなくなった」
「朝のシェービングが短くなった」
といった、日常生活で変化を実感できる状態を指します。
2022年のまとめ研究(システマティックレビュー)
美容レーザー治療の専門誌(Journal of Cosmetic and Laser Therapy)が、
2022年に
システマティックレビュー(PubMed掲載)
を発表しました。
簡単なポイントを伝えると
1.医療レーザーは「しっかり減る」研究が多い
長期的な毛の減り方は、研究によって差はあるものの
レーザーでは 約35〜80%くらい減った という報告が多く見られました。
2.光脱毛(IPL)は「ゆっくり控えめ」な減り方
IPLの長期的な減毛率は
約30〜50%くらい の範囲が中心でした。
3.毛が生えるスピード(毛周期)がポイント
脚・腕 → 毛周期が長いので減りやすい
顔・ヒゲ → 毛周期が短いので減りにくい
ヒゲ脱毛は他の部位よりどうしても回数が伸びやすい、ということです。
システマティックレビューとは
簡単に言うと、
たくさんの研究をまとめて1つにして、全体としてどうなのかを調べる方法です。
たとえば、
「どの脱毛方法がいちばん毛が減るの?」
を知りたいとします。
研究A「レーザーが強いよ」
研究B「いや、IPLもまあまあ効くよ」
研究C「部位によって違うよ」
研究D「毛質で変わるよ」
など、いろんな研究がバラバラに存在します。
それらを“全部集めて”、まとめて結論を出すのがシステマティックレビューのイメージ。
いろんな人の意見を聞いて
「全体としてはこういう傾向だね」と言うのに近いです。
今回の脱毛レビューでは
良い研究(ランダム化比較試験)だけを選び、
5つの研究・223人分のデータ をまとめて、全体の傾向として、
- 「レーザーの方が効きやすい」
- 「IPLも効くが、レーザーより控えめ」
という“全体の傾向”が分かりました。
💡 まとめると:
光脱毛=減るがゆっくり(肌にやさしく続けやすい)
医療レーザー=強力で早い(少ない回数で結果が出やすい)
痛み
基本的には
光脱毛のほうが、医療レーザー脱毛よりも痛みが弱いことが多いです。
その理由は、レーザーの光がより強く、毛根へ集中して作用するためです。
ただし、痛みの大きさは
“出力(強さ)・照射方式・毛質・部位・冷却技術”などによって大きく変わるため、
必ずしもレーザーが常に痛い、光脱毛が常に痛くないというわけではありません。
実際、一部の研究ではIPLのほうがレーザー
より痛かったというデータもあります。
参考: Split-leg comparison of low fluence diode laser and high fluence single pass IPL(Chen et al., 2012)
これは、
- IPL(光脱毛)
- ダイオードレーザー(医療レーザー)
の痛みと効果を、同じ人の 右足・左足 を使って比べた実験です。
このように、同じ人の左右で比べる方法を
スプリットレッグ試験 と呼びます。
この研究では、ただ「IPL vs レーザー」を比べたのではなく、
照射の仕方 が明確に違う2つを比べました。
▶ IPL(光脱毛)
高フルエンス・シングルパス
= 強い光を「1回だけ」バシッと当てる方法
▶ ダイオードレーザー(医療レーザー脱毛)
低フルエンス・マルチパス
= 弱い光を「何回か重ねて」当てる方法
IPL=強火で1回ジュッと焼く
レーザー=弱火でじっくり温める
というイメージです。
結果:痛みは“IPLのほうが強かった
研究の痛み評価(VASスコア)はこうなりました。
| 方法 | 痛みの強さ(VAS) |
|---|---|
| IPL(強い1発) | 5.96 |
| ダイオードレーザー(弱く何回か) | 3.10 |
痛みは“どう照射するか”で大きく変わる
ということがこの研究からわかります。
皮膚科の研究では、
痛みを0〜10点で評価する
「VAS(Visual Analog Scale)」
という方法で比較されています。
VASは
「痛みを数字で表すためのものさし」です。
病院で「痛みは0〜10のどれくらい?」と聞かれたときの数字がVASスコアです。
- 0点: まったく痛くない
- 10点: 人生で経験した中で最も強い痛み
人によって感じ方は違いますが、共通の目安にするために使います。
まとめ
- 基本的には医療レーザーの方が痛い場合が多い。
- 出力(強さ)・照射方式等によって大きく変わる。
光脱毛も選択肢に入る人
まず最初に知っておいてほしいのは、
ヒゲをしっかり減らしたいなら、基本は医療レーザー脱毛が第1選択ということです。
レーザーのほうが「早い・強い・確実」ということが多くの研究で分かっているからです。
とはいえ、人間の肌や生活スタイルはみんな違います。
「医療レーザーでもできるけれど、光脱毛のほうがストレスなく続けやすい」
という人が一定数いるのも事実です。
ここでは「光脱毛のほうが合いやすいことがある人」をわかりやすく説明します。
① 敏感肌で炎症が出やすいタイプの人
医療レーザーはパワーが強いため、施術後に赤み・ヒリつきが出やすいことがあります。
複数の皮膚科研究でも、
レーザー > 光脱毛(IPL) の順で赤みや痛みが出やすい傾向が報告されています。
- IPLはレーザーに比べて炎症が少ないという報告
https://www.jcosmetmed.org/journal/view.html?uid=171&vmd=Full
この研究では、
脱毛の方法のひとつである
インテンス・パルス・ライト (IPL)
とレーザー脱毛のあとに出る
“炎症(赤み・腫れなどの肌トラブル)” が、どちらの方法で少ないかを比べています。
結果、IPLを使ったほうが、
レーザー脱毛を使ったほうと比べて 肌の炎症が少ない傾向 が見られました。
ただし、このタイプの人の ほとんどは医療レーザーも普通に受けられます。
冷却・出力調整・麻酔などの工夫でコントロールできるからです。
また、誤解しないでほしいのは——
光脱毛でも赤みやヒリつきが出る可能性はある ということ。
レーザーより弱いとはいえ、光と熱を肌に当てる施術なので、反応がゼロではありません。
それでも、
こういった“気持ちの面・生活スタイル”まで考えると、
光脱毛のほうが心理的な負担が少なく、続けやすい という人がいる、という話です。
② 色黒肌・日焼けしやすい人
肌が黒めだと、レーザーの一部は
肌表面のメラニンにも反応してしまい、
出力を下げざるを得ない場合があります。
一方、弱い光を使うSHR方式は、
褐色肌〜日焼け肌でも安全に照射できる と報告されています。
- 褐色肌でもSHRが安全とされた臨床研究(J Cosmet Laser Ther 2019)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33567152/
肌が少し暗めの人(色白ではない人)は、「脱毛の光やレーザー」の熱を受けると
炎症(赤くなる・ヒリヒリする・毛穴が腫れる) が起きやすいことがあります。
この研究では、肌が暗めの人に対して、
SHRという“弱めの光を連続・ゆっくりあてる”脱毛方式を使って「安全か」「効果はどうか」を調べました。
結果、
大きなやけど・色素沈着・腫れなどの
重大なトラブルは少ない/安全性が確認できる傾向 が出ています。
とはいえ、
色黒肌でも YAGレーザーなら問題なく照射できることが多いため、
「レーザーが絶対に無理」というわけではありません。
濃い肌の脱毛についての論文(Int J Res Dermatol 2025)
https://www.ijord.com/index.php/ijord/article/view/2065
肌の色が少し濃い(=色白ではない)と、
脱毛の光やレーザーを当てたときに
“肌トラブル(赤くなる・黒ずむ・ヒリヒリする)” が起きやすいことがあります。
この論文では、
そういう肌タイプの人たちに対して、
いろんな脱毛技術(レーザー、光・エネルギー系機器など)を使ったときに
「安全に使えるものはどれか」「効果も出るものはどれか」をまとめています。
結果として、
色素(メラニン)への影響が少ない方式(肌への熱ダメージが少ない方式)が、
濃い肌タイプには より安全で適している という傾向が出ています。
肌への熱ダメージが少ない方式
医療レーザー脱毛にも、光脱毛にも
肌へのダメージが少ない方式があるということです。
ただし
年中日焼けしやすいライフスタイル
こういう人は、
出力調整が必要ない光脱毛のほうが“スムーズに進みやすい” という可能性があります。
③ 刺激やダウンタイムがとても苦手な人
医療レーザーは強く効くぶん、
- 「パチン!」という刺激が強い
- 赤みが1〜2日出る
ことがあります。
弱めの光(特にSHR)は じんわり温めるタイプで、刺激が少ない ため、
気持ち的に怖く感じづらい人もいます。
もちろん、医療レーザーでも麻酔や冷却で痛みはかなり抑えられます。
それでも心のハードルが高い人は、
光脱毛のほうが“怖さ”が少なく続けやすい のです。
結論
これら3つに当てはまる人でも、
ほとんどの人は医療レーザー脱毛が可能です。
髭脱毛で光脱毛が選択肢になるのは、
「効果の問題」ではなく「相性・生活・気持ち」の問題 です。
まとめ
医療レーザーが理論上ベスト。
でも肌質・日焼け・痛みの感じ方・生活スタイルによって
“光脱毛のほうが現実的に続けやすい人”も一定数いる。
光脱毛しか無理な人はほとんどいませんが、
光脱毛のほうが“自分には合う”という人は確かに存在します。




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