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ヒゲ脱毛のレーザーは何が違う?承認機器でわかる選び方の順番

ヒゲ脱毛のレーザーの違いと選び方を解説するアイキャッチ画像 機器・方式の知識
記事内に広告が含まれています。

・ヤグとアレキ、どっちがいいか調べても情報がバラバラで答えが出ない

・「蓄熱式は効かない」という声もあれば「熱破壊式は痛すぎる」という声もある

・結局どれが自分に合うのかわからなくて、決められないまま止まっている

レーザーの種類について調べると、クリニックごとに言っていることが違いますよね。

それもそのはずで、ほとんどの情報はクリニックが自分のところの機械について書いたもの。

中立に比較している記事がほとんどないんです。

私も最初は何もわからないまま通っていました。

そこから自分で調べていくうちに、承認資料や論文にまでたどり着いた。

時間はかかったけど、「なるほど、こういうことか」と整理できたことがあります。

承認資料と論文を突き合わせて整理しました。

読み終わるころには、レーザーの違いがわかって自分で判断する土台ができるはずです。

結論を先に言うと、どの波長がベストかは正確にはわからない。だからこそ、複数の波長と方式が選べるクリニックを選ぶ。

それが一番失敗しにくい選び方です。


「ジェントル」と「ヤグ」は何が違うのか?

ジェントルマックスプロとアレキ・ヤグレーザーの機械名と波長の違いを示す見出し画像

※ この記事では「承認機器」という言葉が出てきます。初めて聞いた方は、先になぜ機種選びが大事かを読んでおくとスムーズです。

機械名とレーザー名は別物

「ジェントル」は機械の名前。

「ヤグ」はレーザーの種類。

この2つは別物です。

なかなか
なかなか

自分も最初、ここがごちゃごちゃでした。

「ジェントルマックスプロ」はキャンデラというメーカーが作った製品名。

「ヤグ」は波長1064nmのレーザー(正式にはNd:YAGレーザー)のこと。

ジェントルマックスプロには、アレキサンドライト(アレキ)とヤグの2種類のレーザーが入っています。

1台の機械で2種類のレーザーが打てるんです。

要は、機械名=レーザーの種類ではない。

ここを押さえておくと、このあとの話がスッと入ります。

承認機器とレーザーの対応表

主な承認機器と、搭載しているレーザー・方式をまとめました。

機種名メーカーレーザーの種類方式
ジェントルマックスプロ(プラス)キャンデラアレキ(755nm)+ヤグ(1064nm)熱破壊式
ジェントルレーズプロキャンデラアレキ(755nm)熱破壊式
スプレンダーXルミナス・ビーアレキ(755nm)+ヤグ(1064nm)熱破壊式
メディオスターモノリスアスクレピオンダイオード(808nm+940nm)蓄熱式
ライトシェアデュエットルミナスダイオード(810nm)熱破壊式

※ これは主な承認機器です。

他にも承認を受けている機器はあるので、「この表にないからダメ」というわけではありません。

気になる場合は、クリニックに「承認機器ですか?」と聞くのが確実です。

「レーザーの種類」「方式」の中身はこのあと説明していきます。

今は「いろいろ違いがあるんだな」くらいで大丈夫。

サイトに機種名が書いていない場合の確認方法は、ステップ1の手順を参考にしてください。

じゃあ、レーザーの種類ごとに何が違うのか。

次で整理します。


レーザー3種類は何が違うのか?

ヒゲ脱毛レーザー3種類(アレキ・ダイオード・ヤグ)の違いに気づく見出し画像

波長が違う→届く深さが変わる

レーザーの種類によって、肌のどれくらい深い場所まで届くかが変わります。

脱毛用レーザーは大きく3種類。

違いは「波長」です。

レーザー波長届く深さ
アレキサンドライト755nm浅い
ダイオード810nm前後中間
ヤグ(Nd:YAG)1064nm深い

波長の数字が大きいほど、肌の奥まで届きます。

「nm(ナノメートル)って何?」と思うかもしれませんが、気にしなくて大丈夫。

数字が大きい=深くまで届く。

それだけ覚えればOKです。

自分も最初はこの数字を見て「???」でした。

アレキ・ダイオード・ヤグの3種類のレーザーが肌の表皮・真皮・皮下組織のどの深さまで届くかを視覚化した図解

得意な毛質・肌タイプが違う

3種類のレーザーは、それぞれ得意な毛質と肌タイプが違います。

レーザー得意な肌特徴
アレキ色白〜普通肌黒い色素(メラニン)に強く反応。産毛にも強い。色黒だと肌にも反応してしまう
ダイオード幅広い肌に対応バランス型。多くの肌質で使える
ヤグ全肌タイプOK深い毛根に届く。色黒でも安全。ただし痛みが強い

ポイントは、「どれが一番」ではなく「それぞれ得意分野がある」ということ。

ゲームに例えるなら、レーザーは「武器」です。

近い敵には剣、遠い敵には弓矢が有利なように、浅い毛根にはアレキ、深い毛根にはヤグが向いている。

どの武器が最強かではなく、敵に合った武器を選ぶのが大事。

アレキはメラニン(毛や肌にある黒い色素のこと)に強く反応するので効率がいい。

でもその分、色黒の肌だと肌の色素にも反応してしまいます。

ヤグは逆で、メラニンへの反応がおだやか。

だから色黒でも安全に使えるけれど、効率は下がる。

ちなみに、白髪・金髪・赤毛にはどのレーザーも効果が低いです。

レーザー脱毛は黒い色素をターゲットにする仕組みなので、メラニンが少ない毛には限界があります。

ここまでで「レーザーには3種類ある」「得意分野が違う」がわかりました。

じゃあ、どれを選べばいいのか? 実は、そこまで悩まなくていい理由があります。


承認機器ならどれも効果が期待できる

承認機器ならどの脱毛レーザーでも効果が期待できる安心感を示す見出し画像

「正しく使えば効果が期待できる」が承認の意味

承認機器であれば、どのレーザーでも「正しく使えば効果が期待できる」と国が認めています。

承認機器を基準にする3つの理由で詳しく書きましたが、承認機器はPMDA(国の審査機関)が有効性と安全性を審査して認めたもの。

承認=最強ではないけれど、最低ラインの保証があるということです。

だから「アレキとヤグ、どっちにしよう」と悩んでいても、どちらを選んでもベースラインはクリアしているということ。

その安心感はあります。

機種で悩みすぎなくていい理由

大事なのは「機種名そのもの」より、正しい出力で照射されることです。

同じ承認機器でも、出力の設定や施術のやり方で結果は変わります。

逆に言えば、承認機器であれば「正しく使えば」どれも効果が出る設計になっている。

なかなか
なかなか

自分も最初は機種名ばかり調べていました。

「ジェントルマックスプロが最強」みたいな情報を見ると焦るんですよね。

「自分のクリニック、その機械じゃないけど大丈夫かな」って。

でも焦る必要はなかった。

承認機器を使っているなら、どの機種でも効果が期待できる設計になっています。

そのうえで大事になるのは、機種名そのものより「適切な出力で照射してくれるかどうか」

出力の話は出力と効果の関係で詳しくまとめる予定です。(※準備中)

ナヤミ
ナヤミ

じゃあ結局どれがいいの?

と思いますよね。自分もそうでした。次のセクションで、私なりの考え方を共有します。


それでも迷う人へ。私ならこう選ぶ

ヒゲ脱毛のレーザー選びで自分なりの判断軸を持つことを示す見出し画像

ヒゲは毛根が深い→ヤグが物理的に合いやすい

ヒゲの毛根は体毛の中でもかなり深い場所にあります。だから、深くまで届くヤグが物理的に合いやすい。

さっきの表で見たとおり、ヤグは波長1064nmで3種類の中で最も深くまで届きます。

私も、もし最初から選び直せるなら、まずヤグを候補にします。

自分がジェントル(熱破壊式)で打ったとき、狭い範囲で奥までズンと届く感覚がありました。

なかなか
なかなか

あ、これは深いところまで届いてるな。

痛みの種類については、蓄熱式との比較であとで触れます。

でも「どの波長がベスト」かは正確にはわからない

正直に言うと、どの波長が一番効果が高いかは、データを見てもはっきりしません。

脱毛レーザーの効果を比較した研究があります。

世界中のいくつもの研究結果をまとめて比較したものです。

・ヤグ:30〜73%

・アレキ:35〜84%

・ダイオード:32.5〜69.2%

(出典:PubMed 35634805

この3つの数字の幅を見てほしいんですが、全部重なっています。

どの波長を選んでも、別の波長のほうが効果が高い可能性がある。

なぜこんなに幅が広いかというと、これは脱毛全般のデータで、ヒゲだけの数字ではないから。

研究ごとに肌タイプ・部位・回数・追跡期間がバラバラなので、結果に大きな幅が出ています。

じゃあ何を手がかりに選ぶのか。

データで正解が出せない以上、物理的な理由で選ぶしかない。

だからさっき「まずヤグを候補にする」と書いたわけです。

「ヤグ一択」ではない理由

だから、「ヤグだけあればOK」とは言い切れません。

脱毛が進むと、太い毛が減って細い毛が残ります。

論文でも、太い毛(ヒゲのような濃い毛)のほうがレーザーへの反応が良いと報告されています(PMC2840900)。

つまり、最初はヤグで太い毛を減らせても、残った細い毛には黒い色素に強く反応するアレキのほうが有効になる場面がある。

だからこそ、「ヤグで始めて、合わなかったら切り替えられる環境」が大事。

これは最後のセクションでもう少し詳しく話します。

ここまでのポイント

・レーザーは波長で3種類。それぞれ得意分野が違う

・承認機器ならどれも効果が期待できる

・迷うならヤグが出発点。でも「一択」ではない

波長の話はここまで。

次は、もうひとつよく聞く疑問について。

蓄熱式と熱破壊式、どっちがいいのか?


蓄熱式と熱破壊式はどっちがいい?

蓄熱式(メディオスター)と熱破壊式(ジェントル)の2方式を比較する見出し画像

蓄熱式と熱破壊式。

これはレーザーの「照射のやり方」の違いです。

料理に例えると、熱破壊式は強火でサッと焼く。

蓄熱式は弱火でじっくり火を通す。

どちらも「火を通す(毛根にダメージを与える)」のは同じ。

やり方が違うだけです。

ネットだと「蓄熱式は効果が低いから熱破壊式を選べ」とか「熱破壊式は痛すぎるから蓄熱式にしろ」みたいな情報をよく見かけます。

なかなか
なかなか

自分も最初、そういう情報を信じそうになりました。

でも論文を見ると、ちょっと違う景色が見えてきます。

効果に大きな差はない(論文データ)

結論から言うと、蓄熱式と熱破壊式で効果に大きな差はありません。

2つの比較研究のデータです。

研究蓄熱式熱破壊式
腋窩・92名・中国人女性90.2%87%ほぼ同じ
顔・42名・女性90.5%85%ほぼ同じ

(出典:PubMed 27419804PubMed 21692640

どちらの研究でも、統計的に意味のある差は出ていません。

ざっくり言うと、「誤差の範囲。どっちが上とは言えない」ということです。

大事な注意点があります。

このデータは女性の腋窩(わき)と顔のデータです。

男性のヒゲでの直接比較データは、今のところ見つかっていません。

ただ、少なくとも「蓄熱式は効果が低い」とは言えない。

むしろ数字だけ見れば蓄熱式のほうがわずかに高いくらいです。

なかなか
なかなか

このデータを最初に知ったときは驚きました。

ネットだと「熱破壊式のほうが効果が高い」という情報ばかり目に入るので。

痛みは蓄熱式が少ない

痛みに関しては、蓄熱式のほうが明らかに少ないです。

同じ研究での痛みスコア(VAS)です。0が「痛みなし」、10が「想像できる最大の痛み」で、被験者が自分で評価したものです。

・蓄熱式:2.75

・熱破壊式:6.75

2倍以上の差があります。

ただ正直、数字だけ見てもピンとこないですよね。

痛みの感じ方は人それぞれなので、この数値がどのくらい痛いかは被験者以外にはわかりません。

自分の体験で言うと、痛みの「種類」が全然違いました。

自分が打ったジェントル(熱破壊式の機械)は、注射でチクッと刺されるような一瞬の痛み。

狭い範囲で、奥までズンと来ます。

メディオスター(蓄熱式の機械)は、最初あまり痛くない。

でも何度も照射するうちに熱がどんどん溜まっていく。

じわじわと耐えにくくなっていく感覚です。

ヒゲ脱毛に関しては、正直どちらもそれなりに痛いです。

ただ、蓄熱式のほうが痛みの総量は少ない傾向にあるのは間違いなさそう。

もうひとつ知っておいてほしいのが、効果を実感するタイミングの違い

一般に、熱破壊式は1〜2週間で毛がポロポロ抜けるのに対し、蓄熱式は3〜4週間かかると言われています。

この時間差のせいで「蓄熱式は効いてない」と誤解されやすいんです。

「蓄熱式は効かない」は本当か?

ネットでは「蓄熱式は効かない」という声をよく見かけます。

でも、論文データを見る限りそうとは言えません。

なかなか
なかなか

ここで1つ、あまり知られていない話をします。

多くのクリニックや比較サイトが、蓄熱式の仕組みを「バルジ領域(毛が生えてくる元になる場所)を破壊する方式」と説明しています。

でも実は、この説明は科学的に証明されていません。

レーザーを当てた前後の組織を調べた研究で、バルジ領域の細胞に変化がなかったと報告されています(Medscape)。

つまり、蓄熱式の仕組みとして広く使われている説明に、実は根拠がない。

多くのサイトが「バルジ領域をターゲットにする」と事実として書いていますが、正確には「なぜ効くのか、まだわかっていない」が正しいです。

じゃあ蓄熱式は効かないのか?

そうではありません。

さっきのデータのとおり、実際に効果は出ている。

「なぜ効くのか」の理由がまだはっきりしていないだけです。

だから「蓄熱式だから」という理由だけで選択肢から外す必要はありません。

蓄熱式の低評価の原因として考えられるのが施術の質の問題

「いい加減な施術をしているクリニックが多い」と指摘する医師もいます。

蓄熱式は出力設定がデリケートなので、適切に使えていないケースがあるということです。

「蓄熱式がダメ」なのではなく、「方式よりも施術の質が大事」。

これが正直なところです。

出力設定の話は出力と効果の関係で詳しくまとめます。(※準備中)

ここまで、波長の違いと方式の違いを見てきました。

じゃあ結局、何が一番大事なのか。


一番大事なのは「複数選べること」

ヒゲ脱毛で一番大事なのは複数の波長と方式が選べることを示す見出し画像

1つの波長で全員に合うわけではない

肌タイプ・毛質・脱毛の進行度で最適な波長は変わります。

1つの波長だけで全員に合うわけではありません。

さっきのゲームの例えに戻ると、問題は「敵の正体がわからない」こと。

自分の毛質や肌にどの武器(波長)がベストかは、正直やってみないとわからない部分があります。

しかも脱毛が進むと毛質も変わるので、途中で有利な武器が変わることもある。

だから武器は1つじゃなく、複数持っておいたほうがいい。

ちなみに余談ですが、2つの波長を組み合わせて照射すると、単一波長より効果が高かったという研究もあります。

・アレキ単独:40%

・ヤグ単独:24%

・ブレンド(ヤグ70%+アレキ30%):60%

(出典:PubMed 33508141

なかなか
なかなか

この数字を見たときはびっくりしました。混ぜるだけでここまで変わるのかと。

ただし、このデータは下肢(脚)の結果です。

ヒゲでの研究データはまだありません。

また、この「同時ブレンド」は承認機器の中ではスプレンダーXの固有技術(BLEND X)です。

ジェントルマックスプロもアレキとヤグの2波長を持っていますが、こちらは切り替えて使う方式で、同時に混ぜるわけではありません。

なので、ここで言いたいのはブレンドの話ではなく、波長を切り替えられること自体が大事ということです。

方式(蓄熱式・熱破壊式)も選べると安心

波長だけでなく、方式も選べるほうが安心です。

知恵袋やXでは、メディオスター(蓄熱式)で回数を重ねても効果を感じにくく、ヤグ(熱破壊式)に切り替えて効果を実感したという声を複数見かけます。

逆に、熱破壊式の痛みに耐えられず蓄熱式に変えて通い続けられるようになったという声もあります。

合わなかったとき、波長だけ複数あっても方式が1つだと選択肢が限られます。

波長も方式も切り替えられる環境のほうがリスクは低い。

自分も最初の頃は機種名ばかり気にしていました。

でも本当に効いてくるのは「変えられるかどうか」だと、通ってから気づきました。

複数の波長と方式が選べるクリニックが失敗しにくい

合わなかったときに、波長も方式も切り替えられる。

それが一番失敗しにくい選び方です。

ヒゲ脱毛の機械選びの3つの基準でも書きましたが、選び方の基本は2つ。

ポイント

承認機器で安全性・有効性の最低ラインをクリア

複数の波長と方式があれば、合わなかったときに切り替えられる

「ヤグだけ」「蓄熱式だけ」で始めてもいい。

大事なのは、合わなかったときに別の選択肢に切り替えられること。

その安心感が、長く通い続けるうえでの支えになります。

「合わなかったらどうする?」の具体的な対処法は、効果が出ない原因と対処法でまとめています。


まとめ+次のステップ

この記事のポイント

・レーザーは波長で3種類(アレキ・ダイオード・ヤグ)。それぞれ得意な毛質が違う

・承認機器ならどれも効果が期待できる。どの波長がベストかは正確にはわからない

・迷うならヤグが出発点。でも一番大事なのは、波長も方式も複数選べること

レーザーの種類が多くて混乱する気持ちはよくわかります。

自分もそうでした。

でもこの記事で見てきたように、承認機器ならどれもベースラインはクリアしている。

「正解の1つ」を見つけなくても大丈夫です。

大事なのは、合わなかったときに切り替えられる環境を選ぶこと。

ゲームでいえば、武器を1つに決め打ちするんじゃなく、複数持っておく。

まず1つだけ。

気になるクリニックが、複数の波長と方式を扱っているか確認してみてください。

それだけで、「合わなかったらどうしよう」の不安がかなり減ります。


レーザーの種類がわかったら、次はこちら。

・「通っているけど効果が出ない」という人は → 効果が出ない原因と対処法

・「何回通えばいいの?」が気になる人は → 回数・間隔・ゴール設定

・具体的な確認手順を知りたい人は → カウンセリングで使えるチェックリスト(※準備中)


参考情報

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